そろそろ日本のバイクを見直そう(2)
さて、ボクサーツインのバイクをMT-09に買い換えるか否かの検討は相変わらず続いております。
でも、嫌いじゃないんですよね、あのエンジン。そもそも、エンジンシリンダーが左右に飛び出していて存在感いっぱいなので、機械好きの人はそれだけで嬉しい。独特の音もなんだか耳にやさしい。
とはいえ、「これはどうもねぇ」という点もあります。
一番気になるのは、車体全体の「重っくるしさ」につながる、1200ccという大排気量。中間排気量はFシリーズに任せているのでしょうが、必要以上にデカいマシンは、いつか別のマシンに買い替えられる運命になりがちです。
車庫から出すのも「よっこいしょ」だし、気軽にお買い物って気分にはならない。まぁそもそもお買い物用途のバイクじゃないですが。そして徐々に盆栽に、、ってカスタムパーツの貧弱さに、盆栽にもなりづらかったりする。
そういえば少し前に「カスタム前提」にRnineTというバイクがデビューしました。試乗もしましたが、シンプルで楽しい、良いバイクだな、と思いました。その価格以外は。
メーカ主催で日本のビルダーにカスタムさせたり、新しい試みで、バイク自体もいいな、とは思いますが、200万もするバイクを「カスタムベースに」とか言われても・・・ね。
車種ラインナップの中では断トツで好きなバイクがRnineTなので、私は決してアンチではありませんが、このプロジェクトが成功するとは思えないのであります。
800cc程度のボクサーを持ってきて、いっそのこと正立フォーク採用、ABS無しとかでコストを抑えて、120万円くらいで出してくれたら、カスタムする人続出するのに。そこまでやってくれたら「あぁ、ほんとにやる気あるんだな」と思えるんですけど、このままだと、高級車メーカの一時のお遊びで終わってしまうような気がしてなりません。
それこそ、OHVボクサーに走るか・・・と考えたくなるわけですが、それはそれで気合のいる話であり、一般人が軽々しい気持ちでは飛び込めない世界。
今後、より小さい排気量のボクサーエンジンが登場するとも思えず。
ボクサー難民が、ヤマハのMTシリーズに流れたりして。