XSR700!

ヨーロッパヤマハで、MT-07の派生モデルであるXSR700が発表されました。

簡単に言えば、MT-07をベースに作った、今はやりのレトロ風モデル・・・と言ったところですが、これがなかなかかっこいい。


下は、UKヤマハのホームページですが、「温故知新」なんて漢字が使われています。日本人にはさっぱりわかりませんが、クールな感じに見えるのでしょうか?


路線的には、BMWのRnineT、DucatiのScrambler、ヤマハのニューXJR1300などと同じですが、「XSR」という名前が想像力を掻き立てます。

700ccの2気筒エンジンでクラシカルなデザインで、名前が「XSR」ということは、SR400の大型版だな!とか・・・。

でも、ヤマハリーフレットを読むと、XS650などのモデルを参考にした・・・という記述が出てきますし、プロモーションビデオにはやはりXS650がでてきます。
なので、XSRというのは「XS」が源流なのかもしれません。

まぁわかりませんね。そのうちインタビューとかで明かされるかも。

リアフレームなんかは、RnineTと同じく取り外しがしやすいような考慮がなされているらしいです(リーフレットでそのようにわざわざ説明されている)。


このバイクはBMWのRnineTなどのような高級品ではありません。でも細部をよくよく見てみると、これはなかなかよく気を使われて開発されたバイクのように感じられます。
特にタンク、フロントフェンダーやラジエターカバーがアルミ製である、というところは、単なる安物とは異なるこだわりを持って開発されたことを想像させられます。


といいつつも、全体的にはちょっとメカメカしい感じもしますし、流行りものに乗っちゃた系に過ぎない感じもしないことはありません。


ヘッドライトのデザインなんかも、若いな〜、って感じもしますが、全体デザインを考えると、やっぱりこうなるよな、とも思います。


そういうところから、一瞬「ちょっとガキっぽいバイクなのかな」と思わざるをえない部分もあるのですが、でも実は、身の丈に合っていて、流行りに乗っちゃったような軽い or ネアカな感じもありつつも、源流は真面目で、意外といい年のおとなでも楽しめるバイクが、XSR700なのかもしれない、と思うのでした。

あまりにもベーシックで真面目な好みで、もしかしたら凝り固まりすぎているかもしれない自分自身のバイク観を、こういうバイクに乗ることによって打ち砕いてみるのも、案外面白いのかもしれない、と思ったのでした。